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愛する源氏物語 (文春文庫)についてのマッシュさんのレビュー


★マッシュ的文庫★»

マッシュがであっちゃった本たち。

レビュー by マッシュさん

和書   読み終わった  読了日 : 2011年08月03日  4  登録日: 2011年08月03日

よかたです。
拙者は万智ちゃんファンなのだが。

きっと「恋愛」を通して、人間の、
理性の手綱じゃ馴らせないじゃじゃ馬な欲望とか、かと思へば、
狂おしい欲望に強引にストップ命令をかけてしまう
お利口サンな理性とか…を己で嫌という程、
味わっているひとなんだろうといふのが
言葉ひとつひとつから伝わってくるからなんだろう。

万智ちゃんの着眼点や描写がとても好きなのだが、
とくに「女性」の心理描写は、いい。

なまなましくて、りあるで、好きだ。

「源氏物語」は今までにも現代語訳や漫画で見てきたが、
この和歌で読む源氏物語は実に奥ゆかしい。

「心の結晶である和歌を、小石のように飛び越えてしまうのではなく、
 氷砂糖をなめるように味わったならば、
 源氏物語の世界はさらに豊かな表情を見せてくれるだろう。」

という言葉、そのもの。

三十一文字が、せつない、苦しい、いとおしい、あいたい…
人間のこころの中でうごめく大胆で繊細な思いを響かせる。

ときにそれが、
人間関係(とくに恋愛関係)のかけひきとなり、かけはしとなり、

陳腐な愛の羅列や野蛮な体の交わりをも上回る、
愛情表現となりかわって恋愛を大いに盛り上げるのだ。


作品の中に登場する様々な身分・身なり・性格の女性たちの
心中が露になった和歌は、どれもそのひとの分身のようでおもしろい。

叫び、尽くし、心を殺し、憎み、嫉妬し、愛する女の顔が浮かぶよう。
背景にある心理や表現技巧なども楽しめる作品だと思ふ。

制服JCをつまさきから頭のてっぺんまでを
じっくり嘗めるかのやうに 読みすすめていきやした。

いやはや、いつの時代も恋愛は自分磨きの一番のツールですな。


どぅーでもいーんだが、
何度、どの作品で読んでも末摘花を広瀬○美ちゃんと重ねてしまう。
いんや、決して○美ちゃんがぶさいくといっているわけじゃあないんだがね。 レビュー登録日 : 2011年08月03日


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