- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120045189
作品紹介・あらすじ
家族を支えた著名人52人の肉声。
感想・レビュー・書評
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本書は、読売新聞の連載企画「ケアノート」の記事をまとめた1冊です。
「ケアノート」というのは、各界の著名人たちの介護体験をまとめた連載です。
1つの記事が4〜5ページほどにまとめられており、さらにそれを介護対象者ごとに「母」「父」「両親」「夫」「妻」「姉妹、娘、祖父」という6つの章にわけて収録されています。
ひとくちに「介護」と言っても、介護のきっかけや家族構成、住環境や仕事内容の違いもあり、ひとつとしておなじ“介護”エピソードはありませんでした。
なかには介護でもあり、同時に闘病記でもあるものもありました。
1記事が4〜5ページであるため、一つ一つの体験を掘り下げるというよりも、多くの介護体験談を知るための本でした。
収録されている体験談数も52とかなり多く、さまざまな介護体験を知ることで「心を楽にしたい」という方には
オススメです。
読みながら、テレビや雑誌などでおだやかに微笑んでおられたあの著名人が、実は介護と向き合っておられたのか…と驚くこともしばしばでした。
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著名人の介護談
有名な人だから、全く知らない人の体験を読むより感情移入しやすいかもしれないけど、芸能界で活躍していたならお金の余裕も一般人よりはあるんだろうなーといった見方もしてしまいます。
とはいえ、華やかな世界にいた人たちにも身内の介護というライフイベントに葛藤する一人の人間なんだと感じました。
それにしても介護はひとそれぞれ。人生の数だけ違うということを本書から教えてもらいました。私はおそらく直近で母の介護をする可能性があるのでこの本を読みましたが、母を介護体験もあれば、父の介護もある。なんなら両親同時に介護することもある。パートナーや子供の介護もある。そっか。家族がいればそのメンバーの病気や死というのは突然かもしれないけど必ずあるものだと気付かされました。
なぜかよくわからないけど、妻の介護体験談は涙を誘いました。
女は病気になっても強いということを夫の視点から見させてもらったからかな。 -
タイトル通りの本です。著名人の方がご自身の「介護」体験について語る、という内容。
正解のない世界の話なので、どうしてもお一方一方の体験談の集積という形にならざるをえず、主張や論というものはありません。それが悪いというつもりは毛頭ないのですが、であれば、もう少し話者を絞ってでも、1つ1つのケースを詳細に描いてもよかったのではないか、とも思いました。 -
頑張りすぎす、でも精一杯やる。
後悔ないようにしとく。 -
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著名人たちの介護記録