クッキー交換会の隣人たち (お料理名人の事件簿 3) (ランダムハウス講談社 ウ 3-3 お料理名人の事件簿 3)

  • 武田ランダムハウスジャパン (2009年9月10日発売)
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本棚登録 : 104
感想 : 14
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クリスマス直前にフィリス宅で開かれるクッキー交換会。その最中隣家で殺人が起こり、そこに居合わせたフィリスも頭を殴られる。
またしてもフィリスの犯人探しが始まる。

老人ながらのイベントの楽しみ方って方向からクリスマスの様子がもう少し描かれているとよかったのになぁ。どうにもこのシリーズからは老人っぽさが感じられなくて、なんだか主人公たちがミドルエイジに感じられてしまう。
ラスト近くに出てくる料理シーンも唐突で、そこまで詳細に書かんでもって思ってしまった。
料理シーンがキャラクターの心理を表現していないので浮いてるんだよね。なのでレセピにも興味が持てない。
ミステリ部分は今さら感満載。手垢が付いたネタと犯人だった。
最初の登場シーンから犯人と共犯者とその動機が分かってしまうし、意外性も何にもなかった。
登場順で犯人→共犯者への移行はあったけど、ただそれだけ。ミスリーディングすらなかった。
話が全体的にロマンス方向へずれて行っているのも辛いとこ。次作が出たら読もうか考えてしまう…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 翻訳ミステリ
感想投稿日 : 2009年10月29日
読了日 : 2010年2月9日
本棚登録日 : 2009年10月29日

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