Pen (ペン) 2009年 やっぱり、鉄道は楽しい。 6/15号 [雑誌]

  • 阪急コミュニケーションズ (2009年6月1日発売)
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感想 : 3
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やっぱり、鉄道は楽しい。
・・と言われてしまえば・・
決まってるだろ・・と答えるしかない「鉄」な私。(笑

このグリーンの表紙を見た時は「確かに目立つけど、あまり感じ良くないなぁ」と思ったんですが・・中身は、流石「Pen」でした。
「乗る」「見る」「知る」「楽しむ」のカテゴリー分けと、美しい写真で、鉄道趣味の広く深い世界を見せてくれています。
久しぶりに血中鉄濃度を高めてくれる「鉄道ファン必読」の書です。

先ずは「乗る」。
私が一番注目したのが「九州のデザイン列車」です。
「ハチロク」とという大正時代の名機と呼ばれたSLが牽く「SL人吉号」をはじめ、他の地域では見られないユニークなデザインの列車が沢山登場しています。
レトロな展望室がある客車なんて、素晴らしいです。
九州ですから、すぐに行けるわけではありませんが・・
他にも、九州新幹線「つばめ」や「ソニック」「リレーつばめ」「はやとの里」など、外観だけでなく、かなりレベルの高いインテリアの列車があります。
他に「新幹線全車種」「小田急ロマンスカー各種」「全国の路面電車」「豪華寝台列車」など、乗ってみたい列車が色々紹介されています。

鉄道の醍醐味は、「見る」という行為にあり。
けだし名言でありますね。
新宿区で生まれた私は、山手線の電車を見に行くのが好きだったそうで、父に手を引かれて茶色い電車を見に行った2才の時の記憶があります。
写真を撮るのもその延長線上にあります。

「知る」ことで、無限に広く深くなるのが鉄道ですね。(笑
この「駅長たま」の話題などは結構有名ですが、住むところが無くなりかけていた猫を「駅長」にしたところ、人気が出たという事です。
廃止予定だった鉄道が復活しただけでなく、和歌山県内の観光客増加など、その経済効果は11億円にものぼるとか。

そして「楽しむ」は、鉄道博物館や、鉄道気分の店、駅弁など色々あり、しかもディープなものが多いですが、私なら何と言っても「鉄道模型」ですね。
モノツクリ系の人間としては外せませんが「見る」ことと「知る」ことがなければできない「楽しみ」でもあります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 鉄道
感想投稿日 : 2010年9月19日
読了日 : 2009年6月4日
本棚登録日 : 2010年9月19日

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