ノンフィクションならではの重厚な話に引き込まれました!
冤罪事件が絡んだ連続幼女殺害事件を追う記者である作者が事件の本質に迫る話しで引きつけられましたね!
それにしても旧来の警察の体質なのかもしれませんが、被害者家族のためにも真犯人を逮捕するという使命よりも、警察という組織を守ることに重きを置いた自分たちの過ちを正そうとしない隠蔽体質というのに怒りを覚えました。
また、警察の誤りの隠蔽ために1人の尊い冤罪であろう人物の命が死刑という形で葬られたことにも怒りを感じました。
本作品の事件の真相に作者がたどり着いているのにも関わらず、警察が体面のために真犯人を逮捕しないというのには憤りを感じましたね!
最近は防犯カメラやDNA技術も発展しているので、誤認逮捕というのは限りなく少なくなっているのだと思いますが、1日も早く冤罪が無くなり、真犯人を早期にきっちりと逮捕したり、新たな犯罪を未然に防ぐための対策というのが今の社会(警察)に求められているのだと思いました!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年4月19日
- 読了日 : 2017年4月18日
- 本棚登録日 : 2017年4月19日
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