ケビンスペイシー主演の金融サスペンス。リーマンが完全にモデルとなっていて、投資銀行で働く人の生きざまと、そこから生み出された陰陽を映画化した。ファイヤーされてしまう恐れと隣り合わせな感じと、優秀な人材が集まった金融市場において食うか食われるかで戦っている人達が自分勝手な私利私欲で暴走する様子を表現している。金融とは、本来は経済の血流となるために生まれたシステムだが、それを間違って使った事でバブルやリーマンショックが生まれてしまう。大切な家族、大切な何かを失ってまで闘う意味があるのか、華々しさの裏にあるダークサイドをケビンスペイシーの演じる男の葛藤を通して捉えた良作。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2013年1月27日
- 読了日 : 2013年1月27日
- 本棚登録日 : 2013年1月27日
みんなの感想をみる