映画館にて。久しぶりにトムハンクス主演で大当たりの映画。マトリックスのウォシャウスキー監督作品だけあって、スタイリッシュで且つ現代風刺がきっちりきまった映画。現代過去未来におきた出来事や登場人物が輪廻転生の世界観をもったまま、繋がって行くストーリー。人類は自分の持つ運命を変えることができるのか。過去の自分から託されたものをもって、同じような人生を歩んでゆく中に、自ら掴むべき未来が潜んでいる。序列があって、それを乱すものは不幸になり、消される。ある種の方程式を崩す事ができるのかという現代の人に投げかける問いは重たい。仏教思想や西洋思想をベースに、来世をドアや旅立ちにたとえて表現。前提となる知見は必要なので大人向けだ。これは名作でしょう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2013年3月24日
- 読了日 : 2013年3月24日
- 本棚登録日 : 2013年3月24日
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