攻殻機動隊の実写版。期待はできない実写化ではあるが、ビートたけしを荒巻役に起用し、原作ファンにも気を使った内容。
トグサほかの仲間たちとの関係や、少佐誕生の秘密。素子とは一体誰なのか。試験的に連れてこられたしかばねと犠牲の上に自分がいるという事実、攻殻機動隊のシリーズに流れる何処と無く深い暗さのようなもの、人間が持つ不安な部分を突いたものだからこその面白さ。自分が生きているのはリアルなのか、そして生きてきた過去はリアルなのか。ゴーストという心の源泉となる部分だけが残った義体に体を覆う主人公の孤独を、深い海の底のシーンと、危険なディープダイブにかけている。原作に忠実にストーリー展開を行いつつ、映画ならではの迫力もあった。求められる知識レベルはかなり高め、というか原作知らない人が見ても楽しめたのかどうか。。。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2017年7月30日
- 読了日 : 2017年7月30日
- 本棚登録日 : 2017年7月30日
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