INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2012年2月25日発売)
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本棚登録 : 602
感想 : 34
4

自分は本心を語らず、他人に対してはわかったような発言をする朱利の事が腹立たしく思ったし、凜乃に対する想いはストーカーじみてて気持ち悪かった。

綾崎さんの容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群だけどどこか斜に構えてて影のある主人公 にはちょっと飽きてきたかな。
大体は、最後には一筋の光明が差すんだけど、人格壊れた人ばかりなので嫌悪感もする。
完全なハッピーエンドな作品が読みたくなる。
きっと俺は何かを諦めて手に入れた幸せ、に納得がいかないのかなぁーなんて思ったり。
自分は散々諦めてきたくせに。

俺には朱利のやったことは、余計なお世話だって思えてしまった。
俺が凜乃や爽馬の立場だったら、俺も怒ってるだろうな。
でもこれは身内だけでは解決できないと思う時もあるから、複雑だよね。

自分が首を突っ込んだ結果、凜乃と爽馬がつきあうことになって、ざまぁとおもった。
お前はそれでも凜乃の事を好きでいつづけるんだろ?気持ち悪いなとも。
それだけじゃない人だってのももちろん読み取れるんだけど、ネガティブな印象の方が強く残った。

蒼空時雨も読んであげないと、朱利の印象は悪いままなんだよね笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年6月7日
読了日 : 2014年6月7日
本棚登録日 : 2014年4月26日

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