囲碁色は強いものの、それ以上に少女漫画らしい恋愛色が濃くされていた四巻目
意見は様々だろうが、個人的にはあり
将棋にしろ、囲碁にしろ、それ一色だと、ルールがよく理解できてない人間にとっては読んでいるのが辛くなってきてしまう
しかし、時々、少しだけ、作品の軸になるテーマとは異なってはいるが、大きくも逸れていない要素を前に出しているストーリーを挟んでもらえると休憩が取れて、次のガチで熱い対局に、深いトコまで理解できないなりにググッとのめり込んで行けて、その作品をもっと好きになれるのだ
この巻では、ようやく、和歌が総司と、どんな関係になりたいのか、自分の気持ちとちゃんと向き合い、悩んで、もがいた末、ようやっと、見つけられたので、ハラハラしながら読んでいた身としてはホッとしてしまった
恋愛を勝負ごとに持ち込めば弱くなるって人もいるけど、「好き」って感情が苦境を引っくり返せる唯一の原動力になりうる事もある
和歌はどっちのタイプかな?
にしたって、どんどんと葉月の黒さが増していく
現在、大人気放映中の『仮面ライダー鎧武』で活躍(暗躍?)しているミッチーばり
彼の歪んだ思いは、どこまでも純粋すぎる和歌には届かない
葉月を傷つけるのは、彼女の罪作りな鈍感さだけでなく、自分自身の渇いた欲望なのかも知れない
次巻では、大いに荒れ模様になりそう
こりゃ、私ら読み手も今の内に鍛え直しておかないと、イイのを顎に貰ってKOされそうだ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック(ぶんか社)
- 感想投稿日 : 2014年6月30日
- 読了日 : 2014年5月21日
- 本棚登録日 : 2014年5月20日
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