京都で暮らすある一家。
ここで生まれ育った両親。
長女の綾香。
図書館司書で、しっかり者、おっとり、真面目。
次女の羽衣。
OL。奔放な性格だけど、芯はしっかりしている。気が強い。派手なせいか女性に嫌われやすい。
三女、凛。
男性と付き合ったことはなく、院で研究に没頭してきた。京都が好きだからこそ、就職を機に一度外に出たいと思っている。
3姉妹の物語というと、そのうち誰かがダメ男に恋なんかしちゃって、家族もぐちゃぐちゃに〜なんていうお話が多かったのですが、この3姉妹は(ちょっと危うい場面はあったものの、)違ってて、まずとても仲がいい。そして、それぞれの悩みに苦しくなったり、切なくなったりしながら読んでました。
作者の綿矢さん自身、京都の方ということで、それならではの表現も楽しかったです。
京都の伝統芸能「いけず」の説明がとても面白かったです。
京都人が皆、「いけず」の使い手ではなく、学校のクラスでいうと2、3人の割合ということは覚えておこうと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
綿矢りさ
- 感想投稿日 : 2017年1月29日
- 読了日 : 2017年1月29日
- 本棚登録日 : 2017年1月29日
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