上巻から続いて一気読みでした。
上下で分かれてますが、これは一冊だと思った方がいい。
上巻は暗い。
人の浅ましさや本質を悟る一番格となる部分です。
何故ならいきなり拉致られて貴方は実は重要人物です、と言われ、そのままその通りになることは現実あり得ないし、読み手も共感できない。(そこをファンタジーに求める人も多いですが。)
その求められた人物設定になる前の葛藤や主人公の姿、併せて世界の姿を描いたのが上巻。
ファンタジーでありながらも現実味を帯びるストーリーのバランスは上巻で生まれているのだと思います。
下巻に入ってから急激なスピードで物語が進みます。
エンディングは少し速すぎる気もしますが…。
はやく続きが読みたくなる一冊です。
07/27/14〜07/27/14
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2014年既読
- 感想投稿日 : 2014年7月28日
- 読了日 : 2014年7月27日
- 本棚登録日 : 2014年7月27日
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