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国家と歴史 (中公新書 2137)
- 波多野澄雄
- 中央公論新社 / 2011年11月24日発売
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去年の11月に出されたわりと新しめの1冊。1945年以降の日本という「国家」が戦争をどのように捉えてきたのか、を時代の変遷とともに描いた1冊。新書にしてはややボリューム多めですが、東京裁判から教科書問題、靖国問題、慰安婦などなど、いわいる「歴史問題」をここまで集約してくれた本はなかなかお目にかかれないと思うので、非常にお買い得な1冊だと思います。基本的に日本の資料のみで構成されていて、そのせいなのかなんなのか、日本の国勢のみで国際事情が語られている気がしないでもないのですが(極端な書き方だけど)、そのぶん、ある程度、話が単純化されていて、わかりやすいといえばわかりやすかったです。全然どうでもいいけど、土井たか子さんがわりと地位のある人だと初めて知りました。結婚したい。
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社会思想史を学ぶ (ちくま新書 819)
- 山脇直司
- 筑摩書房 / 2009年12月1日発売
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「社会思想」といっても何のことか僕にはピンとこないのですが、この本における「社会思想」というのは、ざっくりいえば、高校の倫理で習うことそのものです。つまり、高校で倫理をやった人にオススメの1冊。一応、「大概のヨーロッパの啓蒙思想=ヨーロッパ至上主義な社会進化論っぽい」という前提のもと、現代の日本の(世界の?)ヨーロッパの思想を重視する傾向を批判する、というテーマに沿って展開されるのですが、正直、そんなテーマはどうでもよくて、倫理で出てきた有名人を、これでもかというくらいに網羅してくれているところが、懐かしくて楽しくなります。この手の本だと、岩波ジュニア新書の『ヨーロッパ思想入門』がポピュラーな気がしますが、出来不出来はわからんけど、個人的にはこっちのほうが面白かったです(というか、読みやすい)。
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戦争の日本近現代史 (講談社現代新書)
- 加藤陽子
- 講談社 / 2002年3月19日発売
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「日本人論」再考 (講談社学術文庫)
- 船曳建夫
- 講談社 / 2010年4月12日発売
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戦後政治史 第三版 (岩波新書)
- 石川真澄
- 岩波書店 / 2010年11月20日発売
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教育入門 (岩波新書 新赤版 54)
- 堀尾輝久
- 岩波書店 / 1989年1月20日発売
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戦後日本外交史 第3版 (有斐閣アルマ)
- 五百旗頭 真
- 有斐閣 / 2010年4月5日発売
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教育学をつかむ (TEXTBOOKS TSUKAMU)
- 木村元
- 有斐閣 / 2009年4月20日発売
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君たちはどう生きるか (岩波文庫 青 158-1)
- 吉野源三郎
- 岩波書店 / 1982年11月16日発売
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ベトナム戦争: 誤算と誤解の戦場 (中公新書 1596)
- 松岡完
- 中央公論新社 / 2001年7月1日発売
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新書でサクッとベトナム戦争について知ろうと思ったのに、とにかく長い。戦争の悲惨さとか空しさとかよりも、何よりも、作者の頑張りが伝わってくるのですが、とりあえず、高校の世界史なんかでは看過されがちな、ベトナム、カンボジア、ラオスといった「仏領インドシナ」地域の歴史を知るうえでは、非常に参考になると思います。ただし、情報量が多すぎて、一回読んだだけの僕は、もののみごとに内容を忘れてしまいました。でも、読後の達成感は、普通の新書では味わえません。索引も人物紹介までも丁寧についているので、ここらへんを勉強したいっていう方の入門にはぴったりだと思います。
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溥儀―清朝最後の皇帝
- 入江曜子
- 岩波書店 / 2006年7月20日発売
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「ラストエンペラー」で有名な溥儀の一生を、溥儀の自伝「我が半生」への批判を取り入れつつ、ある程度小説チックに紹介した1冊。事実は小説より奇なりを地でいったような溥儀の人生は、ただただ圧巻です。清朝の皇帝として生まれ、廃帝となり、日本の皇族と兄弟関係になり、戦犯として裁かれ、最後は時計仕掛けのオレンジのように「改造」される。平和ボケしている自分の人生を見つめ直したくなるような伝記です。
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韓国の「国史」教科書を書き換えよ 大韓民国の物語
- 李榮薫
- 文藝春秋 / 2009年2月27日発売
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文芸春秋の発行で、「韓国の「国史」教科書を書き換えよ」なんてアジッた副題からは、いかがわしさを感じずにはいられないのですが、実際のところ、かなりマトモな著作です。韓国では「親日的」と大バッシングを受けたそうですが、韓国の国定教科書並びに韓国人の歴史観への批判をテーマとしており、その点で、たしかに「親日的」と受け取れる側面もあるものの、ただ、これを「親日的」と解釈するのはあまりにも短絡的。筆者は(筆者なりの)正当な理由で日本の植民地支配を批判すべきだと述べているわけです。韓国人だけでなく、日本のいわいる「ウヨク」や「サヨク」に対して訴えかけるものも大きいはずです。作者は李朝専門の経済学者なので、全体的にどこまで実証的であるのかはいささか疑問が残りますが、とはいえ、是非とも読んでみて欲しい1冊です。
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ポパ-の科学論と社会論
- 関雅美
- 勁草書房 / 1990年8月1日発売
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塩狩峠 (新潮文庫)
- 三浦綾子
- 新潮社 / 1973年5月29日発売
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マルクスはいかに考えたか: 資本の現象学
- 有井行夫
- 桜井書店 / 2010年7月1日発売
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倫理とは何か 猫のアインジヒトの挑戦 (ちくま学芸文庫 ナ 13-2)
- 永井均
- 筑摩書房 / 2011年1月8日発売
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柳家喬太郎 寄席根多独演会 バイオレンスチワワ/反対俥/紙入れ [DVD]
- 柳家喬太郎
- 日本コロムビア / 2011年11月29日発売
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なぜ、すべてがすでに消滅しなかったのか
- ジャン・ボードリヤール
- 筑摩書房 / 2009年12月1日発売
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ボードリヤールという生きかた NTT出版ライブラリーレゾナント010 (NTT出版ライブラリーレゾナント 10)
- 塚原史
- エヌティティ出版 / 2005年4月1日発売
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政治学 (New Liberal Arts Selection)
- 久米郁男
- 有斐閣 / 2003年12月1日発売
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AKM先生推薦の書
各専門分野の政治学者5人が、「本人‐代理人論」という独自の理論に基づいて各章を執筆している
映画「七人の侍」から説き起こした序章が熱い
5人の著者が民主党への政権交代を考察した、別冊『政権交代 ◎新政権の挑戦と模索』つき
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入門マクロ経済学 第5版
- 中谷巌
- 日本評論社 / 2007年3月30日発売
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HKT先生の授業テキスト
高校「政治・経済」の内容の詳説からIS‐LM分析、そして国際マクロへの応用へと、順を追って理解できる
資格試験、就職試験の勉強にも役立ちそうな一冊