冒頭で主人公の「魚彦」という名前の由来を母親が語る時の狂いっぷりが静かに凄まじくて面白そうな出だしだったのに、物語自体はちょっと期待はずれだった。
転校してきた女の子がよくお漏らしをすることや、母親が狂っていること、親友が車椅子に乗っていたり、同級生と馴染めず自分たちにつきまとう友達の弟など、大きくなると話題に出しづらいようなことも小学生の素直かつ寛大な目線で描かれていて、ところどころ面白い表現があった。
話の終わり方は不完全燃焼なかんじ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年6月17日
- 読了日 : 2022年11月25日
- 本棚登録日 : 2014年5月21日
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