愚作。結局奇を衒っただけの印象を与えるのは、飼育した豚を食べるという一種の型破りな設定が全てで、本来最も描かなければならない筈の屠殺シーンや豚を食べるシーンが全く描かれないまま終わってしまっている点。本当に命の大切さやそういうものをテーマとしているならばこそ、必須のシーンの筈。スーパーに並べられたパック入りの豚肉から生身の豚を想像できないのと同じで、この映画からは私たちが生き物を殺し、食べ、そして生きているということが想像できない。何がしたいのかよく分からない映画。
読書状況:読み終わった
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DVD
- 感想投稿日 : 2011年7月25日
- 読了日 : 2011年7月25日
- 本棚登録日 : 2011年7月25日
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