ブラック・スワン降臨: 9・11-3・11 インテリジェンス十年戦争

著者 :
  • 新潮社 (2011年12月7日発売)
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ブラックスワンとは実在しないと思われている黒い白鳥。しかし、そのブラックスワンが舞い降りた時に何をどう決断するのかが、指導者には求められる。911から10年後の311にいたるまでの日米中、世界のインテリジェント戦争を物語調に記述しているため、読み易く、ドキドキしながら楽しめた。
決断をするためには如何に情報を集めるか、しかも自然に集まるような準備をする行うかが重要。
情報が集まる体制できてないのに、無理して集めようと現地に急行する管哀れ。このような指導者の時に未曾有の大震災が起こるとは正にブラックスワン。
ここから何を学ぶか?インテリジェントがないと適切な判断ができない。すなわち、決断が必要な仕事、ロールは情報を集める能力、集まる準備を再重要視する必要がある、ってことだ。
アメリカが80km圏外に避難した時には、よく分からんくせに過敏だな、コンチクショウと思ったけど、裏付け有りまくりだった訳で、知らないのはお気楽な自国民のみだと。まともな指導者を選ばないと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2012年6月15日
読了日 : 2012年6月15日
本棚登録日 : 2012年6月15日

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