D.O.D.: ダイス・オア・ダイ (小学館文庫 さ 6-2)

著者 :
  • 小学館 (2008年10月7日発売)
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本棚登録 : 28
感想 : 4
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・もうこの沢井って人バカじゃないのかと。文章も構成もP.I.P.に比べたら相当良くなってるけど、何だよこの後半の展開。なんで単なる日本人滞在者がフィリピン政府からエージェント扱いされてスパイまがいの活躍するんだよ。大体ジェネラル・レジェンドって何よ?そんな切り札最後にポンって、アホか。いや、ホントにアホだこいつ。
・結局のところカンボジアでの投獄っつー体験に勝る体験がフィリピンじゃ無かったわけですよ。だからこんな荒唐無稽な内容になったんだよ。
・でも前半のフィリピンの描写は結構調べてるなーと思いました。特にマネーチェンジャーで目の前で数えたはずの紙幣が持って帰ると半額になってる、ってのは現地の友人が俺の目の前でやられた手口とまったく同じだし。
・俺の知ってるフィリピンはもうちょっとマシなんだよね。付き合ってる奴らにUP出の奴もいたりするけど、ホントに普通の奴らだもん。そりゃそうだよ、人がいて生活があるんだもん。普通の奴らが大多数だよ。だからこのイザワの会った連中ってのは偏りすぎだよ。大体こいつ、ほとんど食い詰め日本人としか関わってねえし。あとは女の子だけだぜ。
・まあ確かに金出せば免許が買えたり、お巡りさんが書類平気で偽造してくれたりってそういう国ですけどね。この本はうんこだったけどフィリピンはまた行きたくなったわ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 物語
感想投稿日 : 2009年1月4日
読了日 : 2009年1月4日
本棚登録日 : 2009年1月4日

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