狂気という隣人―精神科医の現場報告 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2007年1月30日発売)
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本棚登録 : 300
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犯罪者が精神病だった時の取り扱いは触法障害者に対する扱いよりも更に寛大であり、事実上処分は無く医療機関に丸投げされている事実を再確認し驚き。五体満足で屈強であったとしても障害者が犯罪を犯した場合よりも処罰が甘い、というか事実上無処罰な事に大きな矛盾を感じる。単純に普段知らない世界を垣間見れるという点だけでも興味深い一冊。スキゾフレニック。幼い頃に周囲の音や声が強迫的に聞こえて物凄くイライラする事がたまにあって、当時それを周囲の大人に説明できなかった。あれもスキゾフレニックな現象だったのかなと思う?もう30年も無いけどあれが続いたり悪化したらヤバかった気がしている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション全般
感想投稿日 : 2013年11月25日
読了日 : 2013年11月25日
本棚登録日 : 2013年11月22日

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