犠牲獣 (ビーボーイノベルズ)

著者 :
  • リブレ出版 (2011年7月19日発売)
3.49
  • (4)
  • (19)
  • (10)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 124
感想 : 18
4

(あらすじ)
「憎むべき敵に抱かれる気分はどうだ」
最強王国の暴虐王バフラム。
彼に祖国を滅ぼされた王子・サクは復讐のため、
祭祀の生贄としてバフラムに近づく。
しかしその思いを遂げる前に、サクはバフラムに捕まってしまい、
屈辱のうちに犯される。
生贄として心臓を捧げられるまで七日毎晩続く陵辱…。
だがサクはバフラムの孤独に気付いてしまい!?


(感想)

アカブ・バフラム(滅ぼした王)×サク・ハサル・チョク(滅ぼされた王子・生贄)


はい、内容はあらすじ通り
滅ぼした王×滅ぼされた王子(生贄)のファンタジーものです。

生贄にされるまでの7日間に揺れ動く2人の想いが書かれていて
だんだんと感情移入していき、さあどうなる?!
と、最後の場面を自分で思い描きつつページをめくるとっ!!

「何ですとーっ?!」

最終的に生贄を誰にするのか?
相手か?自分か?それとも互いになのか?
いやいや案外2人以外の生贄が?!
とかの数パターンを勝手に予測してたのですがっ、

ああっ、私の嫌いな読者お任せパターンに終わってるし(@@;)

でも本編が1冊の半分のページ数で終わってたので、
残りの半分で後日談が書かれてるのかと期待して読んだのですが…
そんな訳もなく視点違いで書かれてただけでした。
残念!!

読者によって終わり方が違うのも、それはそれでいいのですが、
白黒ハッキリと付いてる方が安心して読める私には、
(それに対して「何でだよ~っ」って思ったとしても)
モヤモヤと残ってしまう作品でした。

モヤモヤしたから★四つ(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 桑原水菜
感想投稿日 : 2011年11月4日
読了日 : 2011年11月4日
本棚登録日 : 2011年7月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする