レビュー by kyomunehideさん
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登録日: 2007年12月28日
「人間死ぬまで生きるだけだ」
主人公の父親は、暴力とカネだけを信じて、周りの人を全員不幸のどん底へと突き落としながら生きていきます。その超人的な暴力ぶりは非現実的であるものの、著者の迫力の描写によって、非常なリアリティーを帯び、読みながら恐怖のどん底へと突き落とされていく気分になります。まるで恐怖映画を見るように、次はどんな恐ろしいシーンが待ち構えているのかと貪るように読んでしまいました。
しかし、無敵の暴力を誇る父親も年齢と病気には勝てず、自らもどん底へと落ち込んでいきます。いい気味だと言うのもあまりにも哀れな末路。
チカラとカネの無力さを実感させる名著であります。
レビュー登録日 : 2007年12月28日
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