クリスマスを探偵と

著者 :
  • 河出書房新社 (2017年10月25日発売)
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本棚登録 : 1962
感想 : 251
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書店の棚の目立つところに「著者サイン本」の文字があり。大学生のときに書いた短編のあらすじをもとに書き上げた小説に、イタリアの漫画家の絵を添えたとのこと。釣られて買ってみました。

浮気調査のためにある男性を尾行している探偵。浮気相手とおぼしき女性の邸に入って行くのを確認、出てくるまで目の前の公園で時間をつぶすことに。ベンチで一緒になった男から話しかけられる。

読むうちに、世の中はいろんな可能性に満ちているのだということ、そしてそれは素晴らしいことだと思わされます。どうせ可能性を考えるなら前向きなほうがいい。後ろ向きなことばかり考えていたら、幸せが逃げていくのかもしれません。

学生の頃からして著者が非凡な才能な持ち主だったのだとあらためて感じました。大人向けの絵本です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 既読(2017年)
感想投稿日 : 2017年11月5日
読了日 : 2017年11月5日
本棚登録日 : 2017年11月5日

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