阿房列車 1号 (IKKI COMIX)

  • 小学館 (2009年2月24日発売)
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《内容紹介
現代のテツブームのルーツ、内田百間の名随筆『阿房列車』を、レトロチックな描画で人気の一條裕子が完全漫画化。大ヒット作『鉄子の旅』『月館の殺人』に続き、IKKIテツ三部作の真打ち登場!!

内容(「BOOK」データベースより)
「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行ってこようと思う」鉄道紀行文の古典であり、何よりも「列車に乗る」ことを第一とした点では最高の作品とも云われる内田百〓(けん)の名作を漫画化。当時の列車、駅、景色、百〓(けん)先生とヒマラヤ山系君を、一條/裕子が活き活きと描き出す。》

p.128【「@熱海の寝台列車二段ベッド」(内田が下段・ヒマラヤ系君が上段)
《「上段から どぶ鼠が天井裏に這い上がりごそごそしえいるような音がしてくる。うとうとして、天井の上は鼠が一ぱいいる様な気がし出した。いらいらし掛けたが、その儘寝てしまった。」》】
p.161【「@御座所の狐」:鹿児島
★右:どぶ鼠のヒマラヤ系君 
 左:死んだ猫に手をつけて下げた様なボストンバック
★《「旅館の玄関で脱ぎ捨てた靴のざまが甚だよくない。全くのぼろ靴である。死んだ鼠の毛をむしり掛けた様で気が引けたが、止むを得ない。大きな顔をして上がって行った。」》】

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 鉄道
感想投稿日 : 2009年11月20日
読了日 : 2009年11月20日
本棚登録日 : 2009年11月20日

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