レビュー by lamemoireさん
クリント・イーストウッド監督兼主演作品。
妻を失い頑強で己の世界を守り続けるウォルトが、隣人と徐々に打ち解け合い、最終的に命をかけてまで人生を託す軌跡が見事に描かれており、非常に魅力的な作品である。
それも隣人は、朝鮮戦争時代に散々殺してきたアジア系の人々であり、息子など家族が残っていながら彼らと共感し合えず隣人と交流を深めていく点が、自然な姿として描かれており、人間は根本的な所では同じなのだな、と感じられた。
過去を懺悔、そしてタオへの託しとして決着を付けるシーンも、感動を誘う。
ただ、アメリカ的なキャッチーでポップなセリフも随所に散りばめられており、笑みがこぼれるシーンも幾つかあり、単なる感動作に終わっていない点も良い。
イーストウッドの最終作品らしいが、彼の過去作品も是非チャックしてみたい、そう強く思わせてくれた。
(92点)
登録日 : 2010年08月30日 06:18:13


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