小さなフクロウと森を守れ! (動物と話せる少女リリアーネ)

  • 学研プラス (2015年2月3日発売)
4.13
  • (15)
  • (5)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 303
感想 : 6
3

"『スーゼウィンド嬢、わたくし、あなたのことをとても高く評価しておりますのよ。お気づきでした?』猫は言いました。『わたくしは、いつもおおっぴらにはお伝えしませんけど、あなたにきわめて大きな好意をよせておりますの』"[p.89]

10巻目。
トルーディの話し方がけっこう好き。
等身大なリリが良い。

"イザヤは自信なさそうにリリを見つめました。「ぼくにもわからないや」
「あなたはわたしの親友よ、イザヤ」リリは体をすべらせるようにベッドのふちにすわり、イザヤを引きよせ、ぎゅっとだきしめました。グロリアとヴィクトリアのうそに引っかかってしまった自分をとてもおろかに感じました。それに、イザヤがリリにうちあけてくれなかったのは、自分のせいだとも思いました。ここのところ、いつも自分の問題にふりまわされて、リリもうんざりしていました。けれども、それが原因で、リリとイザヤの友情にまでえいきょうが出るとは考えてもみませんでした!リリは、イザヤの中でなにがおこっているのか、もっとよく知りたいと思いました。"[p.229]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:
感想投稿日 : 2015年6月27日
読了日 : 2015年6月27日
本棚登録日 : 2015年6月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする