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DV(ドメスティック・バイオレンス)--殴らずにはいられない男たち (光文社新書 (010))についてのlaviedouceさんのレビュー


レビュー by laviedouceさん

ジェンダー   未設定  3  登録日: 2006年10月02日

DV防止法の施行は必要だと思うし、防止法作成段階から、フェミニストは、法案をあくまで男性加害者の問題として捉える傾向にあっただろう。現実、ここでインタビューされ、ルポされた4例のカップルも、殴る加害者男性/殴られる被害者女性(バタードウィーメン)という公式にある。ただし、ルポから浮上するのは、殴る男性の苦悩であり、また過去に受けた被害者性でもある。トラウマに全てを還元することは無意味な正当化につながりかねないけれども、加害者側の苦悩の声を(時に筆者とともに揺らぎつつ)聞くことができる点、そして、男性によるDV加害者のサポート(メンズカウンセリング等)の情報・簡略なインタビューも掲載されているところは苦悩を抱えている男性には一筋の光になるかもしれない。DV加害者もまた傷つく弱い男性であること――考えてみれば当然だったのかも知れないけれど、その闇は決して軽視されるべきではなく、同時に、DV防止法の必要性とを併記している点で悪くない一冊だと思う。 レビュー登録日 : 2006年10月02日


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