生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年3月2日発売)
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感想 : 366
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共感はする。だから確かな核が存在する。それはメンタルがどうのとか強烈な奇行だとかいう言葉だけで片付ければ何も面白くはないもので、自意識過剰と中でのプロセスや、求めている得体の知れない願いとその行き場のなさと迷いの類。
しかしその存在には、説得力がない。

主人公と津奈木の関係は、沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』の十和子と陣治を思い出させ、その構造や収束は、似てるものがあるのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年9月23日
読了日 : 2014年9月23日
本棚登録日 : 2014年9月23日

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