はさみを持って歩かなくなったのはいつごろだったか・・・思い出している。多分、はさみをカメラに変えたような気も。
若いときから野に咲く草花が大好きで、いつもかばんの中には花バサミかカッターを忍ばせていて、職務質問にあえばきっと疑われるかな・・・と思ったものだ。
みささぎ流家元、片桐功敦氏の本の帯には、持ち物はケータイカメラと花バサミだけ、とあった。
朝日新聞大阪版の連載を書籍化したというこの本は毎回、ひとつの花を採り上げ花の歴史やなりたち、はたまた氏の生活の中のエピソードなど多彩で読んでいて飽きない。
またはさみを持って歩こうか・・・と思う一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセィ
- 感想投稿日 : 2012年4月24日
- 読了日 : 2012年4月24日
- 本棚登録日 : 2012年4月24日
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