和歌山県立医科大学図書館三葛館の本棚

三葛館児童書・大型本 E||RO

旅の途中に川に落ちてしまった渡り鳥のローザと犬のミールと飼い主のアンナとの出会い。季節はめぐり、仲間と再会出来たけれど、寂しい別れも待っていて・・・短くも穏やかで温かいひと冬の物語がこの一冊に綴られています。
読後はせつなさが残りますが、季節を感じる素敵なお話と温かく美しい挿絵、詩のような翻訳で作られたとても美しい絵本。ページをめくるごとに心癒され、大人が読むのにもぴったりの一冊です。
                              (かき)

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三葛館一般 019.5||EH||2

本書は、雑誌『看護管理』(医学書院)において今なお続いている連載「おとなが読む絵本-ケアする人、ケアされる人のために」に著者が記したエッセイを再構成の上、加筆修正して出版されたシリーズ「[絵本は人生に三度]手帖」3冊のうちの2冊目にあたります。1冊目は第31回展示図書「雨ときどき晴れ」でもご紹介しました。三葛館では、この連載で紹介された絵本はできるだけ揃えるようにしています。
著者の柳田邦男氏はノンフィクション作家ですが、ご自身の体験から、こどもだけでなく大人をも癒す絵本がもつ力を実感し、大人こそ絵本を読むべきと薦めています。そんな著者が綴るエッセイを読んで、絵本を選んでみてはいかがでしょうか?
                              (もも)

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三葛館児童書・大型本 E||YA

この絵本の出版は1975年。しかし今も色あせない瑞々しい物語世界は驚嘆ものです。手紙をめぐるカエルとぼくとのすれ違い。村上勉さんの情緒あふれる画風が物語にいっそうの深みを与えています。
ネット社会の現代ではめっきり減ってしまった、すれ違いというシチュエーション。届かなかった気持ちと気持ちのもどかしさがいつまでもあと引く物語です。
                              (ゆず)

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三葛館児童書・大型本 E||MU

この絵本は山の神様の視点で、空から多摩川の始まりから終点までを案内しています。
細かいタッチで川と、川周辺が描かれていますので、見ているだけでも十分楽しめる内容となっていますが、加えて多摩川の地形や歴史、川に関係の深い施設も文章で紹介されていますので、子どもも大人も楽しみながら読むことができます。
子どもも大人も、地理・歴史に興味のある方にはぜひオススメの絵本です。
                              (うめ)

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三葛館児童書・大型本 E||YA

一本のならの木と男の子の幼い約束の物語。ならの木のゆったりとした時間の流れと人間の慌しい暮らしが対照的に描かれている。
木が風にそよいでいる間に男の子は成長し青年から老人へ。やがてならの木のもとへ帰ってくるのですが、幼い頃の約束は果たされるのでしょうか。
大きなテーマは「約束」ですが、日常の雑事に追われがちな私たちに、大切なものはいつも私たちの心のなかにあるよ、と教えてくれるようです。
                              (ゆず)

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三葛館一般 019.5||KA

タイトルのとおり絵本が持つ力について、臨床心理学者の河合隼雄氏、児童文学家の松居直氏、ノンフィクション作家の柳田邦男氏がセミナーで講演、討論した内容を収めた本書。
著者それぞれの経験、視点を異にした絵本についての考えや想いが綴られています。改めて絵本のすばらしさについて考えさせられます。具体的な作品名とともにその魅力や読み方についてもたくさん紹介されていますので、懐かしい絵本や興味のある絵本に出会い、すぐに読みたくなるでしょう。
                              (もも)

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三葛館児童書・大型本 E||MU

この絵本は、トルストイの短編小説『3つの疑問』がベースとなっています。
ニコライという少年が、いい人間になるためには解く必要があると考えた“3つのなぞ”がありました。
1.「いつが一番大事な時なんだろう?」2.「だれが一番大事な人なんだろう?」
3.「なにをすることが一番だいじなんだろう?」これらの謎の答えを求めてニコライ少年は動物たちの間を渡り歩きます。
哲学的な絵本ですが、わかりやすく優しい口調で人生の真理を語る内容に、大人が読んでも考えさせられ、心に残る1冊となっています。
                              (うめ)

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三葛館児童書・大型本 E||AL

なんと黒板から飛び出したくまさんと人間の男の子のおはなしです。灰緑色のカラダにチョークの輪郭がちょっぴりシュールなくまさん。宇宙に行こうとあれこれふたりで準備してたのに、あれれ、行くのはくまさんひとりなのね、なんて大人はついついツッコミを入れたくなる展開ですが―。大丈夫、ラストのくまさんからのサプライズに男の子だけでなく読者もほんわかさせられること請け合いです。
                              (ゆず)

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三葛館児童書・大型本 E||UC

亡くなったおじいちゃんが孫にあてたメッセージが綴られた一冊。
おじいちゃんの言葉は終始柔らかで、残された人の幸せを願う深い愛情ややさしさに胸が熱くなり、読み進めると、自分と親や大切な家族とのこれから先訪れる別れに思いを馳せて、悲しい気持ちになるかもしれません。けれど、おじいちゃんは「やがて時が経ち、悲しみを忘れても、いつか子供や孫ができ、同じ光景が繰り返される…」ことを続けて語りかけ、読後は、人間の命の絆は死で断ち切られるものではないこと、大切な人からもらった命のバトンの温もりを感じながら、私たちも一日一日を大切に生きていきたいと感じるでしょう。
淡いパステル調の挿絵も優しさに溢れていて、おじいちゃんのメッセージの温かさをより引き立てています。
読後は、悲しいけれど温かな気持ちに包まれる本書。大切な人を失ったときも、自分が子どもや孫を持つ立場になってもずっと読み続けたい一冊です。
                              (かき)

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三葛館児童書・大型本 E||IM

3人の家族と一緒に暮らす犬のチャッピィ。けれど、いつのころからか誰もかまってくれなくなり、淋しいチャッピィは、もっと幸せになれる自分の居場所を探しにいくことに。あちこちさまよい、色んな経験をしますが、それでも最後に思い出すのは懐かしい家で・・・最後に、家からいなくなったチャッピィのことを探し続けていた家族とまた出会えたとき、チャッピィは今まで我慢していた涙をにじませて・・・。帰れる場所、迎え入れてくれる人があることの幸せをあらためて再確認させてくれる絵本です。
繊細で柔らかな色彩やあたたかくほのぼのとした挿絵が、チャッピィのかわいらしさやいじらしさを引き立てていて、ページをめくるごとに心がなごみ、ときには思わず感情移入してしまいます。
決して失ってはいけない大切なことを思い出させてくれる本書。自分より弱い動物を思いやる優しい気持ちを育てるために子どもが読むのはもちろん、大切なことを忘れがちな大人の方にもぜひ読んでみていただきたいです。
                              (かき)

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三葛館児童書・大型本 E||IN

百年の間にめぐる人々の営みを家の視点から語る、いわば回顧録。荒廃や再生を繰り返しながらも百年変わらずそこにある家。一方の住人たちは団欒、戦争、死、誕生など常に移り変わっていく。
主役は家ですが、この絵本が真に語っているのは人間のいのちの儚さや普遍性。時代とともに移り変わる周囲の景色にも目をうばわれる美しい絵本です。
                              (ゆず)

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三葛館児童書・大型本 E||KO

おもに日本各地の森を撮影する写真家である著者が、北海道の阿寒や東大雪の森の中での木々や芽、生きものたちの一瞬を写真に収め、数々のメッセージとともにこの一冊にまとめています。
倒木に生えたきのこやエゾマツの芽のかわいらしく生命力あふれる姿や清涼感あふれる沢の流れ、うっすら靄がかった広い森の中・・・ページを開くと、すうっと心地よい風が吹き、森の空気がふわっと広がるようで、こころが穏やかになり、思わず深呼吸したくなります。
また、本書は、森の中でも多くの生きものがつながりを持ちながら、"いのちがめぐり"続けていることを、みずみずしく美しい写真とともに静かに語りかけています。命に対する価値観や他社とのつながりの希薄さが問題になっている現代において、この本は、命について・他者とのつながりについてなど、大切なことをたくさん教えてくれている気がします。
                              (かき)

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三葛館児童書・大型本 E||CA

他者に対して一歩踏み出す。そしてそのことによって自分も救われる。この絵本は短いお話ですが、今一歩踏み出せない大人にもぜひオススメしたい絵本です。「なにか、わたしにできることは?」この言葉は自分も周りの人たちも元気にさせる言葉かもしれないですね。
                              (うめ)

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三葛館児童書・大型本 E||WI

あかちゃんの"ぼく"と子犬のエルフィー。
エルフィーが"ぼく"よりはるかに早く年老いていき、いなくなってしまう・・・読んでいると、大切な両親や家族、ペットなど、周囲の人やものに思いを馳せて、胸が苦しくなったり、悲しい気持ちになるかもしれません。けれど、エルフィーが亡くなった悲しみを乗り越えていく"ぼく"の姿から、「死ぬこと」や「愛すること」について、とても大切なことを伝えてくれている一冊です。
わたしたちはとかく、目の前にある大切な人やものに気付かなかったり、軽視していたり、日々の生活をただ漫然と過ごしがちだと思いますが、もしも突然、大切な人やものが目の前から消えてしまっても後悔しないように、日々の生活の中で家族や周りの大事な人を大切にして過ごし、自分の気持ちをしっかりと伝えるようにしたいとあらためて痛感します。
子どもはもちろんのこと、毎日を漠然と過ごしてしまいつつある大人の方にもぜひ読んでいただきたい一冊です。
                             (かき)

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三葛館児童書・大型本 E||FU

スリランカのルフナの森で暮らす子ぞうのポロンとお母さんゾウ。ずっと親子で仲良く暮らしていたけれど、人間が植えた稲を食べたためにお母さんゾウが撃ち殺されてしまいます。けれど、ポロンはお母さんが死んだことを理解することも受け入れることもできず、お母さんを探し続けて・・・実際に起こったとても悲しい出来事が物語として綴られています。
このお話のスリランカだけでも、森や草原が人間によって破壊され、年間に200頭以上のゾウの命が奪われているそうです。そのことは、決して目を背けてはいけない深刻な問題だということを本書を読むとより強く感じられます。
つらく悲しい結末のお話ですが、本書を通して、人間と野生動物の共存や環境問題について一度考えてみませんか。
                              (かき)

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三葛館児童書・大型本 E||IM

写真家である著者が、自身のアトリエから見える四季の中の自然のいろんな表情を、1枚ずつ思いを込めながら写し取った写真の数々が、一冊の絵本としてまとめられています。
草花や木や虫・・・それぞれの表情を、一瞬にして切り取った写真や添えられた文章から、著者の自然への愛情や豊かな想像力を感じられ、また、ページをめくるごとに、これまで見過ごしてきた植物や昆虫の美しさに改めて気づかされます。
清々しく、素朴ながらもときには幻想的で美しい里山の風景に心洗われる一冊。自然の中を散策するのが好きな方や自然の中の風景を眺めて心を癒したい方はもちろん、日々をあわただしく過ごし、さまざまな事を見過ごしがちな方にも、ぜひ手に取っていただきたいです。
                              (かき)

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三葛館児童書・大型本 E||MC

お母さんから子どもへ、手紙のように綴られたメッセージがこの一冊にまとめられています。
シンプルで控えめな言葉で綴られていますが、母が子を思う気持ちの深さ、親の切なさ、寂しさが感じられ、ページをめくるごとに胸がいっぱいになります。
子どもを持つお母さん向けの一冊かもしれませんが、今まで育ててくれた母親を思いながら、子どもの目線で読んでもとても心動かされるでしょう。
本書は発売時、アメリカでのAmazon児童書ランキングで1位に選ばれ、日本でも、主婦層を中心に多くの方に愛され、現在も出産祝いや母の日などに贈る定番の一冊となっています。
                              (かき)

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