三葛館一般 289.1||NA
アフガニスタンで、医療活動をしながらその限界を痛感し、1400本の井戸掘りや水路建設など、命がけの行動を起こしてアフガン復興の道筋を示してこられた中村哲医師と、ノンフィクション作家、澤地久枝さんとの対談集です。
「中村医師の活動のなにか役に立ちたい」との澤地さんの思いで企画された本書の発行は、中村医師があとがきに綴られた、「もし現地活動に何かの意義を見出すとすれば、確実に人間の実体に肉迫する何ものかであり、単なる国際協力ではなく、私たち自身の将来に益するところがあると思っている。人として最後まで守るべきものは何か、尊ぶべきものは何か、示唆するところを汲んでいただければ幸いである。」とのメッセージに、若い人が「人をタスケルということ」の本質を学ぶことができる、奥の深い一冊であることを感じます。
和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=57183
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カテゴリ:
第22回展示図書「人をタスケルということ」
- 感想投稿日 : 2011年6月30日
- 本棚登録日 : 2011年6月30日
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