マルスさんとマダムマルス

  • 原生林 (1997年5月1日発売)
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感想 : 3

「カフェ・ド・ラ・ペ」というカフェの階上に、大家のマルスさんおくさんのシモーヌさん、愛犬のスプリンターが暮らしていました。マルスは油絵を描いているサリューに絵は上手くいってるかい」と聞きますが同じような1日しかやってきません。ですが先週結婚式をあげられ、おととしは葬式があり、昨日は子どもさんが産まれたりと町に色々な変化がありました。だけど、マルスさんとシモーヌさんとスプリンターは変わらない生活を送っていたという話でした。私は1回じゃこの話を理解できなかったので何度も読み直しました。「今日は昨日でないし、明日は今日と違う1日」「誰も気がつかないけれどすこしずつ私たちも社会も変わってゆく」という2つの言葉が印象に残っています。日頃私達が「暇だぁー」とか何となく同じ毎日を繰り返してても世の中は変化しているんだなと改めて分かりました。
(ペンネーム S.Y)

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カテゴリ: 中村学園大学
感想投稿日 : 2011年11月5日
本棚登録日 : 2011年11月5日

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