羊の歌―わが回想 (岩波新書 青版 689)

著者 :
  • 岩波書店 (1968年8月20日発売)
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本棚登録 : 645
感想 : 39

評論家・加藤周一の自伝。幼少期~終戦(26歳)までが描かれている。医学部生でありながら仏文学研究室の学生や教員と語らい過ごしていた…。正に、戦時中の隠れ家的な大学生活に羨望を抱かざるを得ない。また、戦時中の空気感を見事に描いており、しかもその文章が非常に読みやすい。著者の他の文章も読みたくなった。

九州大学
ニックネーム:Roa

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: なんでも芋
感想投稿日 : 2013年11月5日
本棚登録日 : 2013年11月5日

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コメント 1件

librarylovers13さんのコメント
2013/11/06

【なんでも芋】
著者の幼年期から青年期にかけての出来事をつづったエッセイです。戦前のエリート層や上流の家庭の雰囲気を感じとれると共に、ある種の著者の感じている優越感?に似たものを感じました。

九州大学
ニックネーム:上川誠

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