先の2作品は常野の人達の穏やかな生き方、目立たず、静かな雰囲気が好きだったのですが、今回はちょっとドロドロと暗く狭い雰囲気になっていました。裏返す、という事がとても大変なことで生き残りをかけた力のぶつかり合いだった事にも驚きました。記憶を消す洗濯屋の存在もさらに謎。そして禁忌をおかしたはずなのに、それを知りつつ洗濯屋は、常野の人と裏返された人との間の子を愛してしまう。全てはファンタジー。でもこんな人達が実はいるのかもしれない。光を浴びた3人がこの先歩む人生が気になります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
単行本
- 感想投稿日 : 2015年2月23日
- 読了日 : 2015年2月23日
- 本棚登録日 : 2015年2月23日
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