英国の現代作家マキューアンの傑作。悲恋の物語、戦争の物語としても十分おもしろく読めるのだが、なにより〈物語〉について、〈書く〉という行為について、深く考えさせる作品である。結末のどんでん返しにいたって、読者はまったく異なる視点から物語をふたたび辿りなおすことになるだろう。
(選定年度:2016~)
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東工大立志プロジェクト:書評のための課題図書
- 感想投稿日 : 2016年6月2日
- 本棚登録日 : 2016年6月2日
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