読後、ぷはーっと息を吐き満面ににっこりして「ああ面白かった!」と100%で言えた。久しぶりに。…ここがいいだあれがおもしろいだとぐだぐだ書き連ねるのもなんだかナンセンスに思える本なのだけど。
地の語りが関西弁の口語体でそれがいちいちニヤニヤしてしまう滑稽さ。だらだらと続くその語りに散りばめられている幻書と人びとの記述が、拡がるにつれ目が回るような惑乱にぐるぐるしながら読み進めれば、最後はくるりと回って見事にきれいな二段オチ。拍手喝采!スタンディングオベーション!
…ほらなんだか味気ない感想文…だからたぶんこの本の感想は「ああ面白かった!」だけでいいのだ。100%それだけでいい本をもっと読みたいものです。
読書状況:読み終わった
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エンタメ
- 感想投稿日 : 2013年2月12日
- 読了日 : 2013年2月12日
- 本棚登録日 : 2012年11月12日
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