15.nov.6
ルポライター(でいいのかな)石井光太氏の小説。
氏の著作を何冊か読み終えた後だったので、海外の路上生活者や子供達と出会い遭遇した実際のエピソードをアレンジして小説にしているところもあるのだろうと既視感も覚えた。(吉原の存在や、獣姦のシーン等)
それらを読んでいても衝撃のシーンばかりだった。。
ハンセン病は裁判も終わり解決されていることだと勝手に認識していたけれど、その枠からあぶれ今も憎しみと苦しみに支配されている人が沢山いるのだと知った。ハンセン病に限らずどんなことにも言えると思う。
事件の犯人は本当に悪いことをしたのか、復讐とはどういうことなのか、罪を償うとは、色々考えたが答えが出ない。
ハードカバー版でそこそこ分厚かったけど一気に読めた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年11月9日
- 読了日 : 2015年11月9日
- 本棚登録日 : 2015年10月15日
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