青い瞳のアズール と 黒い瞳のアスマール。
中世イスラムを舞台にした
オスロ監督の創作童話。
最初人物が3Dになっていてびっくりしたけれど
(昔のFFみたいだった)
グイグイ引き込まれます。
品があり、鮮やか。
やっぱり素晴らしい色彩美。
フランス語とアラビア語が半々なのですが
アラビア語部分はあえて訳されていなくて
本当に自分が異国に踏み入れているような気持ちになります。
文化 肌の色 言葉 瞳の色 宗教。
優劣や差別はひっくり返しても結局は同じだということ。
自分との違いを知り、常に美しいものを見る目を持つことが大切だということ。
様々なメッセージがコラージュされた
きらきらと豪奢な絵本のような物語。
「血の色は同じ」という乳母の言葉がとても素敵。
読書状況:未設定
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カテゴリ:
◎アニメーション
- 感想投稿日 : 2012年5月12日
- 本棚登録日 : 2008年9月1日
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