バレエダンサー 下

  • 偕成社 (1997年7月1日発売)
4.08
  • (13)
  • (16)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 102
感想 : 15
5

おもしろくて、一気に読んじゃった。上巻よりも、下巻の方がクリスタルの心の機微がね、なんか切なくってさ。どうにもワガママ娘め〜と思ってたけど、弟に抜かれていく姉という心情もわからないでもないし、初恋の終わりの描写が切ない。きっと彼女も、とても素敵なバレエダンサーになるはず。原題の『Thursday'children』はやっぱりマザーグースからきていたのね。『Thursday's child has far to go→木曜日の子どもは遠くへ行く』。デューンもクリスタルも、そしてルースもとても困難な道を自分の力で行くんだろう。やっぱり、児童文学はいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学とYA。
感想投稿日 : 2007年9月9日
読了日 : 2007年9月9日
本棚登録日 : 2007年9月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする