デジタルアーカイブの資料基盤と開発技法―記録遺産学への視点―

  • 晃洋書房 (2016年5月7日発売)
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本棚登録 : 30
感想 : 4

・ちびちび読んだり積読したり、を繰り返してようやく読了。
・デジタルアーカイブの基本的な考え方と、作成の具体的な知識を概観できる。運用側として必要な知識をざっと抑えるのにちょうど良さそう。
・技術的な知識は基礎的なこと(基本情報処理技術者試験レベル)から説明されているので、馴染みがなくてもある程度分かるし、そんなにすぐには陳腐化しなさそう。
・個別事例は、どれも状況や対象物に合わせて工夫しつつ撮影が行われている。実際にはまだまだ現場での試行錯誤で実施されている部分が大きい、「若い」技術なのだろう。実践と、事例蓄積と、人材育成がイコールになっている。
・マイクロフィルムや、Flash Player陳腐化の話題。新たにデジタルアーカイブを作るのではなく、既にあるデジタルアーカイブをいかに維持し、活用し、現在のトレンドに合わせていくかが、これからの課題になるだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月20日
読了日 : 2017年3月20日
本棚登録日 : 2016年4月23日

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