グロく、そして少々エロい物語がつまった短編集。
往年の筒井康隆を思わせるドタバタも加味されていて、最近刊行されたのに、どこか懐かしさを感じる。ひょっとするとオマージュ作品なのではないか。
どの作品も徹底した「非リアル」が貫かれ、純粋に小説(ウソ話)を楽しみたい場合にはオススメ。昨年のベストSFにランキングされているようだが、典型的なSF的設定はとくに存在しない。
個人的には、巻末の「猿はあけぼの」が良かったかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(SF)
- 感想投稿日 : 2010年3月20日
- 読了日 : 2010年3月12日
- 本棚登録日 : 2010年3月12日
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