まだ子どもと言ってもよいくらいの少女が
騙されて農場主のもとに嫁ぐのだが
待っていたのは夫が君臨する恐ろしい「楽園」だった。
冒頭、平易な独白である男が若い頃を回想したかと
思うと、ふいと少女の話になり、そして次には、…
語り手が違ってくると見えてくる世界も違うのは当然の
こと。学問を受けていない語り手たちの、だからこそ
詩のような語りを見事に日本語に移している。
ただ、物語は複雑。
再読必至。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年2月15日
- 読了日 : 2016年2月15日
- 本棚登録日 : 2016年2月15日
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