とある大学の非常勤講師の本棚»
「先生、定職が…定職が欲しいです。」
レビュー by ll006018さん
不思議な読後感だ。
嘔吐感と性感が同時にやってくるような。
虐待、拷問、強姦とかのキーワードにネガティブな印象を持たない人なら是非ご一読を。
一言で表現するなら、隣の家の少女がアレコレと酷い目に遭う話です。
なんといっても、序盤の平和な田舎テイストが厄介。ここだけなら、少年少女の明るい日常を描いた物語としても通用しかねない作りだとさえ思われる。しかし青春の甘酸っぱさは、やがて血の生臭さに変わる。
熱湯、拘束、焼印、FGMもどき…
暴力には色んな種類があります。
そして事件に勘付きながらも行動には出られない人々。
片田舎の村社会はこうでなくては!
ある意味で快哉を叫びたくなります。
およそハッピーさを求めて読むものではないが、悲惨さが我が身に転じてハッピーになれるような本。心臓の薬に毒劇物を使うようなものだろうか。読み出したら止まらない。徹夜を覚悟すべし。
やっぱり暴力と性的欲求って区別が難しいと感じます。
レビュー登録日 : 2011年07月27日
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