ブランドネーム誕生物語

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年3月1日発売)
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本棚登録 : 56
感想 : 8
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2012年3月刊。
社名や製品名などの名前を造り出す、いわゆる「ネーミング」の開発物語。

著者は、この30年間で、「DoCoMo(ドコモ)」、「りそな銀行」、「TableMark(テーブルマーク)」(旧 加ト吉)、「au」、「新s(あらたにす)」、「BIGLOBE」などの数々の名前を世に生み出してきた方です。

それらの名前は、どのようにして生み出されたのか?
また、それらの名前には、どのような意味が込められているのか?
筆者の頭の中の思考過程を映し出すような形で、ドラマチックに描かれています。

名前というのは、非常に論理的な意味づけの過程を経て生まれるものなんですね。
これほどまでに、複数の意味を込めて作り出されるものだとは知りませんでした。
名前の製作過程を知ると、最終的にその名前になったという必然性を感じることができます。

ドコモと au が同じ人が作った名前だったとは、ちょっと驚きでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 知識教養
感想投稿日 : 2012年6月3日
読了日 : 2012年5月26日
本棚登録日 : 2012年5月26日

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