摩利と新吾: ヴェッテンベルク・バンカランゲン (第5巻) (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1996年6月1日発売)
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この巻の「奇々怪々」
新年会の合間にとうとう新吾が摩利の背中に
指文字で・・・・
マリガ スキダ アイシテル

摩利の人生で最高の瞬間だったんじゃないかな?
幸せに輝いてる
美しく、そして残酷なシーン。

やっと告白出来たと笑顔の新吾の純真さが
(本人に悪気が無い分)
後の展開を知ってるだけに何とも言えない・・・。
でも、この告白の本質は
同じく摩利を愛する夢殿先輩には既に
見破られているんすね。


巻の最後の方では
遊び人の「しのさん」の切ない恋の顛末が・・・・・
持堂院一のプレイボーイの彼が
叶わぬ切ない恋心をずっと秘めていたのが明かされて
ジーンときちゃいます。
身体の飢えは満たせても心の飢えは満たせない、
後の摩利にも通じるモノが。

目立たないけど、
星男の一途な純愛にもホロリとさせられました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年7月18日
読了日 : -
本棚登録日 : 2015年7月18日

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