ほんわかした内容だと思って開いた本。でもとんでもなかった!短編集なのだが、どの話もほんわかなどしていない、むしろグロテスク。話ごとに世界観が変わるので、ついていくのに精いっぱいだった。「ピエタとトランジ」という話が一番好き。トランジが存在するところには常に不幸の連続。そんなトランジが大好きなピエタ。トランジとピエタが長く一緒にいれることを願う。グロテスクで不思議なつかみどころのない読後感。でも悪い感じはしない。そこが作者の力量なのかもしれない
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(その他)
- 感想投稿日 : 2015年9月4日
- 読了日 : 2015年9月4日
- 本棚登録日 : 2015年9月4日
みんなの感想をみる