少女漫画のような一冊。「お仕事女子」の本としても充分に楽しめる。玩具メーカーに勤務する宝子、28歳はどこまでも「乙女」。そんな宝子は仕事相手の西島に片思い中。恋愛を知らない宝子の西島への「恋愛エネルギー」は時にとんでもない方向に向いてしまう。エネルギーを西島自身に向けられず自己完結してしまう宝子がもどかしくもかわいらしい。二人の恋のねじを巻いて、歯車は動き出す。二人の歯車は噛み合うのだろうか。宝子の恋愛を見守る、職場のチームのみんなが優しく、個性的。これからも、夢のあるおもちゃが生まれていくのだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(なごみ系)
- 感想投稿日 : 2016年9月10日
- 読了日 : 2016年9月10日
- 本棚登録日 : 2016年9月10日
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