珈琲屋の人々 宝物を探しに

著者 :
  • 双葉社 (2015年7月18日発売)
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本棚登録 : 306
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「珈琲屋シリーズ」第三弾。7作の短編連作。いい感じの表紙だなと感じる。いつもはカウンターの中にいる行介と冬子の姿だろうか。さすがに第三弾までくると、「珈琲屋」周辺で起こる事件も恋愛、不倫、夫婦のゴタゴタなど、「愛情」がモチーフになるものが続き同じような話が多い印象。でもその中でキラリと光ったのが、子供たちが自分たちの大事な場所を守るために立ち上がる話だ。そして迎えた最後の章。他の話に比べて短いのだが、これで安心してこのシリーズを読み終えることが出来た。やはり行介の入れる「珈琲」が飲んでみたくなる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(その他)
感想投稿日 : 2016年4月2日
読了日 : 2016年4月2日
本棚登録日 : 2016年4月2日

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