新選組好きの私は、フィクションのこのマンガを楽しむことが出来るが、新選組の事を知らない人が読むと「何が何やら?」となってしまわないか心配だ。元新選組隊士の斎藤一が訳あって、今は薩摩の密偵。しかも異人の営む「フェリパン」でパン屋でパンを焼く日々。そんな日常の裏で動く怪しい影。ついに「永倉新八」まで登場。誰が、胸に秘密を隠し持っているか探り合う。設定としてはかなり飛躍しているのだが、時代考証は丁寧かつ正確。斉藤を慕う明ちゃんの気持ちは届くのか。斎藤の「フェリパンに帰る」という言葉。斎藤には戻る場所がある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2016年8月10日
- 読了日 : 2016年8月10日
- 本棚登録日 : 2016年8月10日
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