岡崎京子80年代の短編集です。抜粋して「エイリアン」「老人少年」の感想を書いてみます。「エイリアン」には京子さんの作品によく出てくる、やけに大人びた生意気な小学生が出てきますが、この作品にもそんな少女が出てきます。両親の不仲で壊れていく家庭生活の中で、エイリアンを拾い共同生活していくという、まさしく岡崎作品の初期代表作という感じです。「老人少年」には一気に老人になってしまいたい小学生の男の子が出てきますが、岡崎作品にはこの手の少年もよく出てきます。岡崎作品がだんだん出来上がっていく気配がする短編集です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2014年10月1日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年10月1日
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