収録されているのはさまざまなタイプの短編。本格からサスペンス、心温まる話などなどカーの魅力が隅から隅まで詰まった作品集だと思う。どれもおもしろいのだけど、個人的な趣味を挙げるなら表題作の「誰でもない男の裁判」と「ジメルマンのソース」「姓名判断殺人事件」かな。特に「誰でもない男の裁判」は最後まで全く気が抜けず、また最後のあのシーンが心に焼き付いている。
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ミステリ
- 感想投稿日 : 2005年2月3日
- 本棚登録日 : 2005年2月3日
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