あちこちの海外の学生の話が出てくる。学ぶという姿勢が日本の学生とあまりに違いすぎることを強調したいのだろうか。また誰とでも寝てしまう女の子たちに腹を立てている。彼は言いたいことを割とはっきり主人公に語らせているが、あまり押しつけがましくない。それが力量というものだろうか。今の教育制度は日本の青年を腑抜けにさせるための罠だというくだりは、こうも同じことを同じこと場で思っている人がいるのかと嬉しくなってしまった。'92
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宮本輝
- 感想投稿日 : 2005年7月21日
- 本棚登録日 : 2005年7月21日
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